■第4回AFJO印象記

国立小児病院整形外科
坂巻 豊教
 平成8年4月13、14日の両日、第4回日仏整形外科合同会議(AFJO)が東京において開催された。私はフランスに留学したわけではなく、また残念ながらフランス語を理解できない者であり、甚だ恐縮であったがこの会議の準備の一部をお手伝いさせて頂いた。終わってみると大変思い出に残った学会であったので振り返って少々述べさせて頂きます。
学会風景 学会風景
 第2回の京都、第3回のパリ、に参加しAFJOの家庭的な雰囲気、お互いの研究成果を尊重する真摯な気持ちを持った人々の集まりであることを感じ、フランスとはそれまで無縁であったが少しでもこの学会にふれていたいとの気持ちが続いていた。日本側の七川、小野村、小林、菅野の各先生方の温厚かつ紳士的なお人柄にも感銘を受けていた。折しも慶大整形外科学教室の同窓会長である菅野先生が第4回を担当されることになり、少しでもお役に立てればと思いお手伝いをさせて頂くこととした。「お手伝い」とはいっても会議の内容そのものは事務局(瀬本先生)の方で設定して下さるため、私は菅野先生と共に会場、おもてなしの点に関し準備を行うこととした。

 ちょうど第69回日仏整形外科学会学術集会の準備を進めている最中であり、日整会の直前か直後に行えば日本側の参加者に都合が良く、多くの方に参加して頂けるのではないかと考えた。またクルピエ教授に特別講演をお願いしたこともその理由のひとつであった。結果的には、日整会と同時期に行ったことは多くの点で良かったと考えている。日本の先生方が参加しやすかったこと、AFJOの存在を広めることができたこと、フランスの先生方に日整会学術集会を見て頂けたこと、などがその理由である。会場付帯設備なども日整会のものを流用できたことも有利であった。

展示風景 展示風景
 13日午後からの会議は皆様方の記憶におありのごとく立派なものであり、立案された諸先生方に厚く御礼申し上げます。私ども自分の専門分野以外のことを聞いたり、質問する機会は少ないのでこのような形式の会議が大変新鮮に感じられた。この会議の伝統である1つのプレゼンテーションに対しモデレーターが進行を行う方式は紳士的で良いと思う。

 「おもてなし」の件は前回のセーヌ川での想い出が印象に強く宛っており、今回もそのことを意識してプランを立て始めた。隅田川が相当するものであるが、景色、船の内容とも勝ち目はなかった。東京湾クルーズ船は貸し切りで良いものがあり、仮契約をしておいた。しかし、Welcome party の日は日整会が行われており、日本側のDr.が一定した時刻に集合できないことがわかり、また4月上旬は春の嵐の日となることも多く欠航となった場合に急遽他の会場を、というわけにいかないことなどのことも心配になり結局見送った。プリンスホテルで行ったわけであるが、これも結局は良かったと考えている。日整会と同会場であったため、予想を上まわる方に来て頂き盛況であった。14日の夕食会は会議の終了時刻が延びる可能性も多いことを考慮し会場から近いところを第一と考え、八芳園にした。下見に行き、菅野先生の判断で迷うことなく日本式に行うこととした。

夕食会 夕食会

 Ladies tourは当初箱根か江ノ島を考えたが日曜日ということもあって日帰りでは無理ということになり横浜〜千鳥ケ淵(桜観賞・昼食)〜江戸東京博物館のコースとした。天候にも恵まれ、満足して頂けたようで安心した。  本会議を無事終了できたことは役員・委員会のメンバーの先生方、モデレーターを務めて下さった先生方のご尽力によるものであり、心から御礼を申し上げたい。それ以上に終始連絡をとって頂きフランスの方々の来日のお世話をし同行して下さったGirin夫人、日本側各先生の奥様方の親身あふれるお世話、お手伝い下さった関係者の方々に厚く御礼申し上げます。次回フランスで行われる際にもぜひ参加させて頂きたいと思っております。ありがとうございました。